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【未知なる「入賞」への挑戦─ウエイトリフティングに挑む20歳 村下斗騎也─】

【未知なる「入賞」への挑戦─ウエイトリフティングに挑む20歳 村下斗騎也─】

2024年11月22日(金)から24日(日)にかけて行われた内閣総理大臣杯第61回全日本社会人ウエイトリフティング選手権大会の初日、男子67キロ級にて村下斗騎也(3年 所属:鶏白湯そば 鶏すけ)が スナッチで 108kg(全体8位)クリーン&ジャークで 129kg(全体9位)でトータル237kg、見事8位入賞を果たした。

村下の挑戦は「未知」なるものだった。ウエイトリフティングは、スナッチとクリーン&ジャークの計2種目を各3回行い、3回のうち1番重い重量の合計重量を競う競技である。初めて出場した同前回大会では、クリーン&ジャークは121kg(全体13位)だったものの、スナッチで3回とも試技を失敗してしまい「失格」という成績であった。「今回は8位入賞を目指したい。」試合前村下は言った。

スナッチでは1回目の試技(108kg)を失敗し、2回目の試技は同重量で成功。3回目の試技は2回目の試技から8kgの重量増加をし、116kgに挑戦したが失敗した。クリーン&ジャークでは、1回目の試技は126kgに挑戦し成功。2回目の試技では3kgの重量増加を行い129kgに成功。3回目の試技は更に7kgの重量増加を行い136kgに挑戦したが失敗。どちらも2回目の試技の記録となり、108kgと129kgのトータル237kgで見事8位入賞を果たした。試合後村下は「悔いは残るが、前年度の自分から成長することが出来た」と語っていた。

村下は普段からSNSを駆使し、ウエイトリフティングの知名度を向上させる働きかけを行っている。2024年パリ五輪にて、日本人に優勝候補の選手が3名もいたにも関わらず地上波で中継が放映されず、村下はマイナースポーツ故の苦悩を感じていた。しかし、ウエイトリフティングそのものの競技人口は少ないが、他のスポーツの補強運動として取り入れられることが多い。村下は、そのような特性があることを生かし、自らの競技動画だけではなく正しいフォームでトレーニングを行うための解説動画も取り入れることにより、自身のSNSの知名度、そしてウエイトリフティング自体の知名度を向上させる働きかけをしている。

今後は競技とSNSを継続しながら大学院に進み、より詳しく身体の構造やウエイトリフティングのことについて学びを深める展望を見据えている村下。今後の彼の活躍と、ウエイトリフティングの知名度向上に目が離せない。

(文責:鹿取ことみ)



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